当院で扱う主な皮膚疾患・症状
- アトピー性皮膚炎
- にきび
- 虫刺され
- かぶれ
- やけど
- 手荒れ
- ウオノメ
- イボ
- 帯状疱疹
※乳幼児の皮膚疾患は小児科受診をおすすめいたします。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみの症状を伴い、湿り気のある赤いブツブツの発疹が身体のあちこちにできてしまう病気です。以前はお子さんに起こりやすい病気と思われていましたが、最近は成人になっても治らない、あるいは成人期以降に発症するケースも見受けられるようになりました。なお、アトピー性皮膚炎はかゆみがあるので、ついつい患部を掻き壊してしまう患者さんがいらっしゃいます。しかし、掻いてしまうと皮膚の状態が一層悪化するので、お早めに皮膚科を受診し、お薬などによって治療を受けるようにしてください。
イボ
イボにはいくつもの種類がありますが、一般的には、ヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)が皮膚に感染することで引き起こされる病気を意味しています。健康な皮膚の状態ならば、HPVウイルスに感染することはほとんどありません。しかし、皮膚に小さな傷口ができたりすると、そこからウイルスが侵入し、感染するようになります。最初のころは小さくて平らなものですが、時間が経過するにつれて大きく盛り上がるようになります。
多くの場合、痛みはありません。放置しても生命に影響することはないので、とくに不都合がなければ、積極的な治療は行わずに経過観察することもあります。しかし、見た目が気になるようなときは、液体窒素療法などを用いて除去することもあります。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって水ぼうそうに罹患した方のみが発症する病気です。中高齢者の場合、小児の頃に水ぼうそうを発症された方が多いかと思いますが、この原因となるウイルスは完全に消滅したわけではなく、私たちの体の奥に潜伏したままの状態になっています。
そのため、加齢や過労などによって免疫力が低下してしまうと、それまで神経に潜んでいた同ウイルスは活性化し、体の一部でピリピリした痛みやかゆみ、皮膚の赤み、帯状の小水疱などに悩まされます。早く診断治療を行えば後遺症を残さずに治ることが多いですが、治療が遅れるとピリピリした痛みが数ヶ月から数年持続することがあります。帯状疱疹のリスクをなるべく減らすため、50歳以上の方には帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めいたします。
水虫
一般的には水虫と呼ばれていますが、正式な病名は「足白癬」です。カビの一種である白癬菌が、足の裏や足の指の間などに寄生することで感染します。これに伴い、感染部位の皮膚がジクジクしたり、かゆみが強まったりします。真菌は通常はかなりしつこいので長期的な治療が必要です。そのようなときは当院をご受診ください。主に白癬菌を退治する効果がある外用抗真菌薬によって治療します。